目をあけると 見慣れた天井と真っ暗な部屋 いつの間にか寝ていたようだ だんだん目が覚めてきて私を包み込んでいる温もりに気付いた 私は今昴の腕の中 昴は私を抱きしめたまま寝息をたててまだ眠っている 昴の無邪気な寝顔を見ていると 自然と顔が緩んでしまう 「…―んっ」 ―…ビクッ 昴が少し動いたとき 冷たい金属が私の肌に触れた その金属は 昴の薬指にはめられている 指輪