あれは、よく晴れた日だったっけ。
私が、中学一年生の時。
私は、友達のお見舞いに病院に行った日でした。
お見舞いも終わり帰ろうとすると彼がいたんです。
落ち込んでて世界の終わりみたいな顔した彰くんが。
-なんで、彰が病院?
彼、病気だったんです。
とても重度の。
彼は、悩んでいました。
この先の人生が短いのは、仕方ない。
けど、大好きな人との未来が見れないのは、辛い。
すべてを受け入れたくても受け入れられない現実。
彰くんは、三枝さんを愛していました。
-えっ?嘘言わないでよ。私をカラかってんの?
嘘でもないし、カラカってません。
彰くんは、三枝さんを忘れるために私と関係を持ったんです。
後、三枝さんに嫌われるため。
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