「ユウと瀬田さん、ちょっと。」


とうとうはじまるようだ。


念入りに打ち合わせした。


そして、念入りにリハ。


なんとか一発でOKを出したい。


晴也の時は、無意識に息が合ってたから。


ユウさんともそんな感じにできるといいけど。



てか、入念すぎるんだよね。


どうしよう。



そんな気分になっちゃったら。


困るな。


けど、欲求不満かも。


だって、晴也と別れてからもコンスタントにエッチをする人はいたから。


だけど、こっちに来てからはさっぱり。



私、干からびちゃうかも。


って、んなわけないけど。


てか、私の年で処女とかまだまだいるし。



私が早いだけだもんね。


普通は、好きな人と。


みたいなのがあるはずだけど。


私は、全くなかった。


なんとなく相手の欲求に従ってみたいな。


だから、最高の快感を味わったことはない。


イクけど、それだけって感じ。


エッチで満たされたことなんかない。





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