「未來は、ヤメておいた方がいい。」
戻ってきたセイヤだった。
「なんで？」
聞き返したのは、カイだった。
「なにも知らないくせに....」
セイヤは、辛そうだった。
「セイヤくんは、未來の何を知ってるんだ。」
徹が聞いた。
保護者としても気になる。
「言えない。」
「セイヤさぁ。未來ちゃんが浮気してたの知ってたの？」
篤志が話を逸らすように聞いた。
「だから、『別れよ』って言ったんだ。駆け引きだった。けど、未來は、あっさりだった。後悔したよ。だったら、そんなんしないで直球で聞けばよかったって。」
セイヤは、苦しそうだった。
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