「未來、悪いな。こいつらにバレて..」
徹さんは、申し訳なさそうに言った。
私は、意味がわからず首を傾げた。
「マジ、かわいい。」
「15歳って、マジ?」
「徹、ずりぃよ。」
「....。」
徹さんのお友達らしき方のうち3人は、なんか興奮気味。
一人は、なんか品定めしてるように私をジロジロ見ていた。
「徹さん、この方達は?」
私は、さっきまでの嫌そうな顔から営業的な顔にして聞いた。
「俺の悪友。飲みを断ったらこんなんなった。」
徹さんは、苦笑い。
なるべく隠したかっただろうに。
徹さんと私だったら、徹さんはロリコンに見えるだろう。
「未來ちゃんだっけ?君、芸能界に興味ない?」
ずっと口を噤んで品定めしていた人が言った。
私は、眉間に皺を寄せた。
「未來、こいつちょっと有名な芸能プロダクションの社長の息子なんだよ。」
私は、徹さんから説明を受けても怪しく思った。
「未來ちゃんの出す条件をなるべくのむからさ。」
羨望の眼差しで見られてるし。
「マサ、後にしろ。とりあえず、店にはいるぞ。」
徹さんの切り替えで店に入った。
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