私は、監督がいなくなるとユウさんを見た。


ユウさんは、頬を赤くしながら固まったままだった。


「ユウさん?」


私は名前を呼んだ。


ダメみたい。


どうしよう。


ヤりすぎちゃったかな。


「ユウ、未來ちゃんに迫られて赤くなんじゃねぇよ。」


リクさんがユウさんの頭を叩きながら言った。


「バッカんなわけないだろ。」


ユウさんは、ようやく意識を取り戻した。


「けど、ユウは、いいよな。」


ソラさんが言った。


「な、なにがだよ。」


「だって....なぁ。」


ソラさんは、リクさんとカイさんに同意を求めると2人は頷いた。


「未來ちゃん、行くよ。」


私は、白石さんに呼ばれたのでflyの皆さんより先に行くことにした。


「カイさん、リクさん、ソラさん、ユウさん。お先に失礼します。」


「「「未來ちゃん、またね」」」


ユウさん以外の声がした。


私は、振り向いて一礼して立ち去った。





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