「はじめまして。瀬田 未來です。これから、よろしくお願いします。」
私は、挨拶をした。
「ほら、おまえらも未來ちゃんに挨拶しろ。」
篤志さんは、偉そうに言った。
「僕は、flyのカイ。」
「俺は、リク。」
「俺は、ソラ。リクとは、双子だよ。」
みんな自己紹介してくれた。
「さっき、紹介された通りユウ。てか、なんでわかった?」
ユウとか言う人は、なんか興味ありげに聞いてきた。
「えっ?だって、あなたと真人さん似てるじゃないですか。」
「兄貴と俺が...似てる?」
ユウさんは、なんか嬉しそうだ。
「よかったな。ユウ。わかる人には、わかるんだよ。」
カイさんも自分の事のように喜んでいた。
私は、なんとなく察知した。
たぶん、兄弟で比べられていたのだろう。
彼の場合は....
出来のいい兄と出来の悪い弟かな?
ユウさんには、悪いけど...
みたいな感じに見える。
比較され続けて、自信をなくしてる感じに見える。
顔はいいから芸能関係の表舞台には、向いてるかな。
たぶん、兄とは違ういいところを見つけだしたいんだ。
もがき苦しんで今がある感じにも見える。
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