「真人さん。おはようございます。」
「未来ちゃん。おはよ。」
私は、所属するプロダクションに来ていた。
真人さんから、色々説明を受けた。
他の方達は、真人さん直々というのに興味津々で私への期待度がアップしている感じだった。
私は、この年にしては礼儀作法ができる方だ。
祖母は、茶道の先生をしていた。
基礎的なことを教わっていた。
私的には、嫌われようが好かれようが関係ないのだが。
礼儀は、人として大切だし、真人さんの顔をつぶしたくないので、私は丁寧に挨拶した。
事前に真人さんには、言われていた。
『俺のスカウトだからプレッシャーがすごくて耐えられなくなるかもしれないけど、がんばって。できるだけサポートするから』
私は、真人さんの期待に応えたいって思った。
平坦で楽な道じゃないことはわかってる。
でも、期待に応える努力はしたい。
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