放課後の寝技特訓・熊田先輩の横四方固め

“本気のチョリソー”を探し求め先を急ぐ俺達。

パソコンが俺に尋ねてくる。

「しかし、なんかあてはあるんですかい?ほら、さっきみたいに闇雲に探してても見つからない気がするんですがね」

さすがはパソコン、その通りだ。
俺は考えていたことをパソコンに言ってみた。

「うん、基礎となる考え方は“カテゴリー”なんじゃないかと思っていたんだ」

パソコンは珍しく神妙な面持ちで聞いている。
俺は先を続けた。

「このフリーダムにはたくさんのモロ見え画像がころがっている。言うなれば、大宇宙における星みたいなもんだ。俺はさっきまでそれをランダムにめくるという作業をしていたが、目的の画像をピンポイントにピックアップしたい場合、非効率的だった事は否めない。ではもし画像配置のある種の規則性を念頭において作業を進めてみたらどうだろうか?」

パソコンは満足そうに頷いている。

「ここまで来てわかったんだが、モロ見え画像の配置は決してバラバラではなかった。例えば“oral”というギャラリーをクリックすればそこはビッチたちのお口のニャンニャンだったわけだし、“group”というギャラリーでは2対2や3対3の団体戦だった…」

ここまで喋りパソコンの顔を見る俺、パソコンは

「続けて下せえ」

とだけ言った。

「でだ…、あると思うんだよ。ボーイ達がビッチの秘密を知りたいと願うように、また、ガール達も知りたいんじゃないか?」

パソコンは感心したような顔をして先を促す。

「ほほう…、つまり…?」

そして俺は核心に入る。

「つまり、あるはずなのだ!ビッチ目線のモロ画像が!カッコいいボーイが徐々に肌を露わにし、最後はビッチとボーイがニャンニャンするという、そういうカテゴリーがあるはずだ!そしてそこには“臨戦態勢のチョリソー”をビッチに見せつけるような画像があるのだと思う。俺はそのカテゴリーを探そうと思う」

パソコンは俺の言葉を聞き、少し考えた後に呟いた。

「そいつは、完璧です…」