涙をこらえうつむいていると、突然パソコンが咳き込みだした。
「カハッ!カハッ!」
乾いた音。
聞いた瞬間“ヤバい”と以外思いつかなかった。
今まで耳にしたこともないような咳だった。
俺は慌てて振り返り、パソコンの背中をさする。
「おい!?どうした!?」
目を見開いて顔を近づける俺に、パソコンは申し訳なさそうに笑って言う。
「すいません、ちょっと風邪をひいちまいました…」
その言葉を聞き、気づくと俺はパソコンを強く揺さぶっていた。
「風邪!?風邪なのか!?パソコン!!」
声を荒げる俺。パソコンは困ったような顔をして目を逸らし口もとを押さえている。
「おい!!聞いているんだ!!答えろ!!どうした!!」
しばしの沈黙の後、パソコンは大笑いしながら言った。
「あっはっはっは!船長!あっしはパソコンですぜ、コンピュータです。風邪なんかひくわけがないじゃないですか!あっはっはっは!」
予想もしなかったパソコンの高笑い。
俺は状況が読み取れずにただ固まっている。
「ジョークです、西海岸ジョーク!嫌ですぜ、船長!間に受けられたらこっちが困りますぜ!あっはっはっは!」
「カハッ!カハッ!」
乾いた音。
聞いた瞬間“ヤバい”と以外思いつかなかった。
今まで耳にしたこともないような咳だった。
俺は慌てて振り返り、パソコンの背中をさする。
「おい!?どうした!?」
目を見開いて顔を近づける俺に、パソコンは申し訳なさそうに笑って言う。
「すいません、ちょっと風邪をひいちまいました…」
その言葉を聞き、気づくと俺はパソコンを強く揺さぶっていた。
「風邪!?風邪なのか!?パソコン!!」
声を荒げる俺。パソコンは困ったような顔をして目を逸らし口もとを押さえている。
「おい!!聞いているんだ!!答えろ!!どうした!!」
しばしの沈黙の後、パソコンは大笑いしながら言った。
「あっはっはっは!船長!あっしはパソコンですぜ、コンピュータです。風邪なんかひくわけがないじゃないですか!あっはっはっは!」
予想もしなかったパソコンの高笑い。
俺は状況が読み取れずにただ固まっている。
「ジョークです、西海岸ジョーク!嫌ですぜ、船長!間に受けられたらこっちが困りますぜ!あっはっはっは!」
