ウエイトトレーニングを教わるために、部室に入る熊田先輩と俺。
本格的に体をつくるなんて、今までしたことがないから、ちょっと緊張して落ち着かない。
何もわからない俺は尋ねた。
「あの熊田先輩、まず、どうすれば良いですかね?」
熊田先輩はなぜか部室のドアを入念に閉めながら、笑顔で答えた。
「自分の肉体を知ることから、ウエイトトレーニングは始まるんだ。お前の筋肉の状態を把握したい、ちょっと道着を脱いでみろ。メニューを決めるのはその後だ」
さすがはスペシャリスト、言うことが理にかなっている。俺は柔道着を脱いで上半身を熊田先輩に見せた。
「これまでウエイトトレーニングとかしたことがないので、全然筋肉はないと思いますが…」
熊田先輩は部室のドアに背を向け、俺の筋肉を見つめる。
「すてきな身体…、いや…、まだちょっとなんとも言えないな。立ち技に強い奴は、なまじセンスが良いから反復するトレーニングを敬遠しがちだからな。上半身と下半身の筋力のバランスが悪かったりする事も多い。お前、ちょっと下の道着も脱いでみろ。」
さすがは熊田先輩。身体全体のバランスから考えてくれるなんて、なんとも頼もしい。俺はすぐに柔道着の下を脱ぎ、トランクス一枚になる。
「なんだお前、トランクス履いてるのか」
熊田先輩は笑顔で言う。
「はい、俺、中学入ってからトランクスです」
熊田先輩はさらに笑顔。
「お前、高校生なんだからな、もっと、こうブリーフというか、うふふ、ビキニなやつを履いたらどうだ、うふふ」
初めてのウエイトトレーニングで緊張してる俺を和ませるために、あえてパンツの話をふってくれる熊田先輩。すげえ、この人やっぱ器がでかい。
「そうだな、見たところ、太ももの筋肉も…、中々ついてるな。しかし、比べると上半身が細いな。ウエイトトレーニングのメニューは、胸の筋肉、大胸筋をメインにやろう。大胸筋を鍛えるにはベンチプレスが効果的だ。よし、お前、そのベンチに寝てみろ」
本格的に体をつくるなんて、今までしたことがないから、ちょっと緊張して落ち着かない。
何もわからない俺は尋ねた。
「あの熊田先輩、まず、どうすれば良いですかね?」
熊田先輩はなぜか部室のドアを入念に閉めながら、笑顔で答えた。
「自分の肉体を知ることから、ウエイトトレーニングは始まるんだ。お前の筋肉の状態を把握したい、ちょっと道着を脱いでみろ。メニューを決めるのはその後だ」
さすがはスペシャリスト、言うことが理にかなっている。俺は柔道着を脱いで上半身を熊田先輩に見せた。
「これまでウエイトトレーニングとかしたことがないので、全然筋肉はないと思いますが…」
熊田先輩は部室のドアに背を向け、俺の筋肉を見つめる。
「すてきな身体…、いや…、まだちょっとなんとも言えないな。立ち技に強い奴は、なまじセンスが良いから反復するトレーニングを敬遠しがちだからな。上半身と下半身の筋力のバランスが悪かったりする事も多い。お前、ちょっと下の道着も脱いでみろ。」
さすがは熊田先輩。身体全体のバランスから考えてくれるなんて、なんとも頼もしい。俺はすぐに柔道着の下を脱ぎ、トランクス一枚になる。
「なんだお前、トランクス履いてるのか」
熊田先輩は笑顔で言う。
「はい、俺、中学入ってからトランクスです」
熊田先輩はさらに笑顔。
「お前、高校生なんだからな、もっと、こうブリーフというか、うふふ、ビキニなやつを履いたらどうだ、うふふ」
初めてのウエイトトレーニングで緊張してる俺を和ませるために、あえてパンツの話をふってくれる熊田先輩。すげえ、この人やっぱ器がでかい。
「そうだな、見たところ、太ももの筋肉も…、中々ついてるな。しかし、比べると上半身が細いな。ウエイトトレーニングのメニューは、胸の筋肉、大胸筋をメインにやろう。大胸筋を鍛えるにはベンチプレスが効果的だ。よし、お前、そのベンチに寝てみろ」
