塀にへばり付いて隠れる僕のくせっ毛を塀の上で欠伸していた猫がちょいちょい触る。 「ちょっと、やめて」 「にゃー」 彼女は誰かと話しているが 生憎ソコは曲がり角で、僕からは彼女の背中しか見えない。 「ちょっとちょっと、こそばい。」 「にゃーぁ」