「…ばいばいっ、安藤君っ」

これで本当に終わり…

ゆっくり私は振り返らずに彼氏の元へ戻った。

戻った後も、彼氏は私の手を優しく握り締めるだけ。

それがきっと彼氏の優しさなのだろう。




終止符を打った瞬間、それは本当に終わるのだろうか…?

少なくとも…、私と安藤君の恋は終わったようで終わってない。

私にはまだ、片思いの頃の淡い恋心が残ってる。

まだ…、あの教室での出来事が心に刻まれてある。



* END *