美しい青空が

今日も優しく僕らを包む



その美しさは

この世の

どの美にも勝る



僕らは

それを毎日眺めて

うっとり惚れ込む

日々着々と

僕らはあの空の虜となる



しかし

悲しいことに

僕らのほとんどは

そのことに気づかない



そしてまた

あの空も

僕らをあんな高いところから

眺めているだけ



端っこにすら

触らせてくれない



だから

僕らは知らない

あの空の向こう側のことも
あの空が何を思っているのかも


なにひとつ


あの空は教えてくれない