君はガラス

「まァ基本薄めですけど...」





「うん、やっぱかわいい。俺、化粧薄い子好き。ありのままの自分+ほんの少しのオシャレ心って感じで。」





そう言うと彼は、とびきりの笑顔をこちらに向けた。





あたしは少しだけドキッとした。





かっこいいけど、かっこいいだけの笑顔ではなく、どこか純粋な印象を与えた。