君はガラス

3枚目は、綾に宛てられた手紙だった。





「ふッ、んッ、ぅわぁん!!お父さ〜ん!!お母さ〜ん!!」





あたしはただただ、祈ることしか出来なかった。





何時間かして、手術室の扉が開いた。





中から先生が出て来た。





「先生!!お父さんは!?お母さんは!?綾は!?」





先生はなんとも言えない顔をする。





「ねぇ!!黙ってないで答えてよ!!」