Sweet×Lv×U

『ただいまぁ。』


家中に香ばしくて甘い香りがする。


大きく息を吸い込むと、なんだか幸せな気分になる単純なあたし。


『唯、お帰り。』


エプロンを着けて泡出て器を持った頼牙がキッチンから出てきた。


(なんか可愛い。)


どちらかと言うとクールな印象の頼牙だけど、今は全然違う。


『お菓子? 作れるの? 凄くいい匂いがする。』


『結構好きだぜ。唯の香りには負けるけどな?』


『...あのさ。』


『ん? 』


『頼牙は...あたしの香りに酔ったんじゃないかな? 』

どうしても聞かずには要られない。