『何? 唯彼氏出来たの! 』

七海が余りにも大声で言うから教室の皆がこっち見てる。


『や...彼氏って言うか.....。』


『何よ?』


『好き...って言われただけで。』


『あんたも好きなんでしょ? 』


『...ん。』


小さく頷くと、肩をばしばし叩いて七海が更に大声で。


『今日は祝杯だっ! 唯の家で! 涼ちゃんと唯の彼氏も呼んでさ。』


(...一緒に住んでるなんて言ったら叫び出しそうだなぁ。)