Sweet×Lv×U

『じゃ行くわ。』


『ん、バイバイ。』


あたしに背を向けて歩き出した頼牙に思わず声が漏れそうになる。


行かないで。


独りにしないで。


下を向くとシーツに涙が落ちた。


(...またガキって言われちゃうよ。)


だから。


頼牙が行くまでは、声が出ませんように。


もう少しだけ。


きつく目を閉じて、膝を抱える。


『唯。』


頼牙の声が。


突然、あたしの頭の上から聞こえた。