Sweet×Lv×U

『...聞いてないの? 』


耳許で蒼が囁いた。


『スイーツを摂取する方法? 』


『知ってるよ! 身体の接触でしょ? 』


『ふふっ...まぁ確かに合ってるね? ただそれじゃ正確じゃない。』


『へ? 』


『正しくは粘膜の接触だ。キスとかそれ以上の事とかね? 』


顔からさあっ、と血の気が引いた。


『やっと解ったみたいだね? ちゃんと教えないなんて悪いナイト様だ。』


『....っ...。』


『唇...軽く開いてくれるかな? その方が助かる。』

『全力で断るっ!!!』


あたしはぎゅっと唇を噛む。


『....君は本当に愉しい人だ...ますます好きになったよ。』