Sweet×Lv×U

『...い...おい! 』


(うるさいなぁ...眠いんだから...。)


『唯...風邪引くぞ? 』


『ん? ...んんっ?! 』


薄く目を開けると知らない男の人が側に...って。


『らっ...頼牙? 』


『そーだけど。』


不思議そうにあたしを見ているその顔は、全くの別人。


無精髭がなくなってて、髪もボサボサだったのがすっきりしてる...から。


切れ長の瞳。


整った眉にシャープな顎のライン。


少し薄情そうな薄い唇。


髪から水滴が落ちてて。


『...なんか色っぽいな...おっさん。』


つい言ってしまった。