Sweet×Lv×U

『いい子だ...座れ。』


あたしが座ると、一つため息をついて話を続けた。


『俺は軍人だ。階級は大尉。お前を護る為に派遣された。』


『良く...解んない。』


『まずスイーツレベルについてだ。簡単に言えばお前の身体からは半端ない位の甘い匂いがする。それも俺達地球外生物にしか分からない匂いだ。』


『う~ん。』


『普通の人間の女は、スイーツレベル2から3なのに対してお前は1500程ある。』


『はぁ?! 』


『お前...モテないだろ? スイーツレベルが膨大な為人間の男はお前に興味を示さない...代わりに宇宙人にモテモテって訳。』


『でもっ...なんで? 今までそんな事なかった! 襲われたりとか。』


『そりゃぁ...大人に近づいて来たからだろ? 』


意味深に笑う。


『俺の星の男達は地球の人間男子とさほど変わらない。ただスイーツを喰らうのが好きでね。』