Sweet×Lv×U

『さて...まず飯な? 』


『....。』


『ビールも。』


『んで風呂。』


『....。』


『カップラーメンとかで良いぜ。』


あたしは無言で用意してテーブルに置いた。


奴は喉を鳴らして美味しそうにビールを飲む。


『ぷはぁっ! 美味いっ! 』

『....。』


『いつまで喋らないんだ? 分かった。話す。』


『ん。』


『先ず俺は、頼むに牙と書いて頼牙だ。お前を襲った奴らと同じ星の者だ。』


目の下を人差し指で押さえ引っ張ると瞳が一瞬黄色くなった。


『きゃああああっ! 』


さっきの怖さがフラッシュバックしてあたしは叫んで立ち上がる。