ぼさぼさの髪の毛に無精髭。


焼けた肌に、瞳だけが鋭く光っている。


眉の上に、結構長い切り傷...古傷かな?


白く跡が残ってる。


『なんだよ? 』


『家に帰ったら説明してよね? 』


『へいへい。』


そう言って再び頼牙は煙草に火を付けた。


『...殺意って湧くんだね。』


精一杯の皮肉も。


『そりゃ、大変だ。』


笑ってかわされてしまう。