(なんでこうなるの...?)


帰り道、頼牙と二人で歩いているあたしはまだ状況をよく把握出来ていない。


『風呂も入りたいなぁ...おい、湿気た顔すんなよな? 』


『うっさい。だいたいなんであたしの家なの? 』


『そりゃお前...一緒に居た方が護り易いだろ? あ。ビールも飲みてぇな? 』


『....喧嘩売ってる?』


頼牙の顔を睨む。