伽衣は駅まで送るって言ってくれたけど、あたしは断った。 別に1ヶ月で帰って来るんだからと思って… 「…帰って来たら一つだけ願い事聞いてあげるよ!」 あたしは微笑んだ。 「…絶対な」 「約束する。」 伽衣のガウンのポケットからはお揃いの赤いストラップが出ていた。