最初で最後の手紙





「初音待って……」



あたしは、初音を呼び止めた。



「ん?どした???」

「一個聞いていい??」

「うん。」



初音は、あたしの所へ戻って来る。



「あのさ、、、」

「うん。」

「奏に何かあった???」

「えっ???」

「今日ね、奏に会ったの。帽子被ってた。
奏さ、髪の毛切ったのかな??」

「何で???」


何でって……
あの長さなら普通、帽子から毛出るよね?








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