最初で最後の手紙




ダンッ!!


あたしは、
家を飛び出し、走り出していた。

「明音!!!」


奏があたしを呼ぶ。




あたしは、さっき居たビルまで走っていた。


「明音!!!」


奏が追いかけてくる。


息切れしつつ、階段を上る。



屋上について思う。

あたし、自殺しようとしてる………



後一歩、先を行ったら死ぬ。



「明音!!何してんだよ!!早くこっち来い!!」




涙が止まらない。








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