最初で最後の手紙




「えっとー…」


言えない。本当の事なんて……
奏…あたしが学校を楽しんでるって思ってるから。


必死で言い訳を捜す。


「奏こそ!どうしてここにいたの?」


見つからない結果、
話しを変えてみる。


「話し変えんな」


駄目だった…





「何でもないよ」

「何でもねーのにそんなビショビショでここまで来んのかよ」


「……何でも…………ないって……」


絶対言わない。
本当のことは……



…ヤバイ…
あたし、今涙目かも!?


俯くあたし。


「そう…」


と奏は呟く…

気づいたのかな?
あたしの涙目。。。







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