最初で最後の手紙




あたしは、奏の腕をはらった。


「泣いてなんかないし!」


何て強がる。

あたしは、立ち上がり自分の部屋へ入った。


そして、ベッドに寝転ぶ。


明日は、学校行かなきゃ……


あたしは、色々考えてた。





「…ねっ?明音〜?」

「……んっ…」

「お目覚めですか?」


あたしは、目を擦りながら起き上がる。

目の前をボーっと見つめる。


「何だよ?俺に惚れた?」


その言葉で我にかえる。


「えっ!何で居るの!?」


目の前の奏の存在に驚く。






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