最初で最後の手紙




初音が突然立った。


「先生!!私、親に呼ばれたんで帰ります」


そう言って、鞄を持たずに教室を出た。


どきっ


あたしも手を挙げながら立つ。


「せ、先生!あ、あたしもです。」


そう言って、、、
初音を追いかける。



ひたすらに走った。




奏……

死なないで……

お願いだから………

死なないで………



どきっ






.