休みの2日間は愛の予定が埋まってたので暇人。


寝まくりだったわけ。


それで次の日から普通に登校。


したんだけど...、


「おい、あいつの腕見てみろよ。」


「なにあれー、ヒドイ傷だねー。」


周りの野次馬たちがいつの間にかオレを取り囲む。


その中を掻き分けるようにして愛が飛び出てきた。


「ねぇ!!その傷どうしたの!!??」


いきなりぶん殴られただなんて恥ずかしくて言えない。


「階段で足踏み外してコケたんだよ。」


野次馬たちが騙されてゲラゲラ笑ってる。


そんな中、愛だけは違っていた。


愛だけは、オレの嘘に気づいてた。