傷はホントに不便だ。


肘にできた傷のせいで、肘を曲げるのも痛い。


手の平の傷のせいで、物を持つのにも痛みが走る。


何せ、汗が大嫌いなのに風呂にロクに入れない...。


こうなったのは、宮元のせいだ。


オレはこの日、心に誓った。


絶対にあいつに負けないと...。


このときからかな。


咲いた花に、傷がつき始めたんだ。