「え?グスト?どういうこと?」


 それは、こっちのセリフだ。


「どの面下げて俺の前に顔を出した?質問の返答次第では、ここで引き金を引く。」


 ポケットから、拳銃を取り出し、銃口をララに向ける。


 一般的に、拳銃というものは普及されているわけではないので、こんなことされてもララにはさっぱり分からないだろうが、そんなこと自分が知ったことではない。


「ちょっと、グスト意味が分からない。説明して欲しいのだけど・・・。それと、この子は誰?まさか、グスト、子供が出来たわけじゃないでしょ?お姉さんの子?でも、あの子は確か、男の子だったような・・・あ、そういえば、お姉さんたち元気?」


 ・・・・・・・?


 会話がかみ合わない。


 どういうことだ?


「・・・・ララ、お前一年間、どこにいた?」


「・・・ほえ?何のこと?」


 キョトンとするララの顔。


 一度、じっくり話をしてみる必要があった。