「どこの国にも変わり者って言うのは、いるものですよ。」 ・・・なるほど。 「気分屋ぞろいの、風の民族らしいな。」 言うと、グストは金貨をカウンターに置く。 その数、5枚。 「お勘定、間違えてますよ。」 「情報が欲しい、バカスの家を教えろ。」 「・・・・・・・・・・。」 はぁ、ヤレヤレと、店主はため息をつくと、ペンと紙を持ってきて、地図をかいてくれた。