でもそんなとき勇気を
与えてくれた友達がいた。
その友達は好きな人に
告白したのだ。
それはきっと
すごい勇気がいること
だと思う。
それを乗り越えた友達
って何なんだろう?
それより何もしないで
うじうじしている自分
って何なんだろう?
ってバカらしく思えた。
こんな尊敬できる友達が
いたからこそそう思えた。
いや、そうに違いない。
次はアタシの番だって
心のどこかで言ってる。
もしかしたら
振られるかもしれない…。
そんな気持ちが
心の中を支配した。
けどだったら
今までうちのために
協力してきてくれた
友達は価値のないものに
なってしまうんじゃ
ないかって―――
そっちの気持ちの方が
大きかった。
だからやっとそのとき
本当の意味での告白を
決意した。
