「そんなに驚かないでよ…。」 「悪い悪い。」 悲しそうに言う私を先生が慰めてくれた。 「はい!これ!」 私は鍵を差し出した。 「あっ!それどこにあった?朝から探してたんだよ。」 「保健室にあったよ。皆瀬先生から預かってきたの。」 「そっか。ありがとうな。」 先生は鍵を受け取ると黙ってしまった。