紗英は一瞬驚いた顔をしたがすぐに納得したようだった。 「やっぱりね! 最近亜美ってば湊ちゃんの授業だけは真面目だもん! バレバレだったよ♪」 いたずらっぽく言う紗英の言葉に、私は顔を真っ赤にした。 そんなにわかりやすかったのかな… じゃあもしかして先生も気づいてる? 私がそんなことを考えていると、紗英は私の考えていることがわかっているかのように 大丈夫 と言った。