「里香ー、お昼食べよ♪」




「あ、うん!」




今は4限目終了後のお昼休み。
今日も親友の麻美とお昼を食べる。








「それにしてもさー。何か里香、最近あっちゃんの授業サボってない?」


「ングッ!」


「えっ!?ちょ、里香!?」



思わぬ親友の爆弾発言に、
食べていた物を喉に詰まらせる。



急いで傍に置いてあったお茶を飲むと、すぐに麻美が謝ってきた。





「里香大丈夫?ごめんねー?」


「いいの、いいの!あたしが勝手に詰まらせただけだから」


「うん……。それでさ?あっちゃんの授業、サボってんの?」




「それは~……」




あっちゃんと言うのは、
横山 敦志のことで……。


生徒の中じゃ『あっちゃん』と呼ばれている。