「お前、俺と付き合え」






「……は?」





誰もいない化学準備室の中、大きくて綺麗な瞳を、さらに大きく見開き驚くお前。











俺の生徒、高峰 里香。
そして俺、横山 敦志。

職業は……教師だ。





目の前にいるこいつは
俺より10個も年下。



つまりガキ。
そう、ガキだ。






そんなガキに惚れている
俺、横山 敦志、27。









こんな馬鹿みたいな感情、伝える気はなかった。


伝えようとも、思わなかった。







お前が、
他の男のものになる日まで…-