「決めた♪」 ニンマリと笑うその人。 「今日からお前奴隷な」 続けてそういう。 いやややややややや、おかしいでしょー?! 私、あんたの名前も知らないんだって! ありえないっつーの!!! 「何でそうなんですかっー!!!!」 涼しげな風がその人を髪を密かに揺らす。 その風のようにふんわりと笑うその人。 「好きだから♪俺は高校2年生。翔太って呼んで?」 はい?!