「てめーいいもん見れてラッキーとか思ってるだろ」

この悪魔野郎いいカンジに水を差してきやがる。

「わりーかよ」

「てめーは朝の俺とのやり取りがなければあの事故に巻き込まれて死んでいた」

ハッとする。

そうだ忘れてた。コイツは死を回避させると言ったんだっけ。

あのコンビニへ行くのはツレの家からだがらこの道からだけど、学校からならあの大通りの歩道をよく使う。

助かった…

「てめー助かったとか思ってるだろ。残念だな。てめーの寿命はたったの1日伸びただけだ」

この野郎。ヤッパリいいカンジに水を差しやがる。