「死亡予定時刻は夕方ぐらいだ。その時にまた来るから心の準備をしとけ」

「おぅ」

と言いつつ、まだ半分も信じてはないが。

「それと俺と会った事や話た内容は誰にも言うな。言ったらその場でテメーは死ぬ」

マジかよ!

「つーか俺が殺す」

その瞬間ヤツの姿が消えた。

何のリアクションもとれずに呆然としていると、誰かが肩に手をポンと置いた。

慌てて振り返るとやっぱりヤツだ。

「こんな風にな…」

ヤツは初めてニヤリと笑って見せやがった。