翌朝深い眠りの底から静かに浮上した。

仰向けで顔だけを布団から出した目覚めたままの姿勢でしばらく白い天井を眺めながら思った。

(次の眠りは目覚めない眠りなんだ)

そんな事をまだグズグズ考える自分を叱咤する。

勢いよく掛け布団を跳ね上げてベッドから降りた。

両手の平で両頬をパンパン叩いて気合いを入れる。

もうグズグズしてる時間はないのよサナエ!

人生だって終わり良ければ全て良し!

今日、人生最後の日を人生最高の日にする事に集中しなさい!

まずは…


とりあえず朝ご飯!