なんだかんだ言って、リリアが可愛くて仕方ないのだ。邪険になどできるはずもない。
それに、もう外まで出てきてしまい、ついてくる気満々のリリアを今からなだめすかして家に戻すことの方が、きっと難しいだろう。
全く……、しょーもないな、オレも。
ハルは小さく苦笑して、不安そうに自分を見上げるリリアの方へ向き直った。
「いいか。『本番』の時は絶対にダメだからな。それから、オレから離れるなよ。」
リリアの不安そうな表情が、あっという間にパアッと明るくなり、笑顔になった。
「うん!約束する!ハル隊長についてゆきます!」
そう言って、リリアは敬礼をしてみせた。そのお茶目で可愛らしい反応に、ハルは小さく口元を緩ませる。
「じゃあ行くぞ。」
ハルのその声を合図に、二人は寄り添って、闇の中へと消えて行った。
それに、もう外まで出てきてしまい、ついてくる気満々のリリアを今からなだめすかして家に戻すことの方が、きっと難しいだろう。
全く……、しょーもないな、オレも。
ハルは小さく苦笑して、不安そうに自分を見上げるリリアの方へ向き直った。
「いいか。『本番』の時は絶対にダメだからな。それから、オレから離れるなよ。」
リリアの不安そうな表情が、あっという間にパアッと明るくなり、笑顔になった。
「うん!約束する!ハル隊長についてゆきます!」
そう言って、リリアは敬礼をしてみせた。そのお茶目で可愛らしい反応に、ハルは小さく口元を緩ませる。
「じゃあ行くぞ。」
ハルのその声を合図に、二人は寄り添って、闇の中へと消えて行った。
