「ん?どうした?」 「別に・・・・。ただ、読んだだけ・・・。」 裕樹の小さくていやらしい声が、あたしの耳に響く。 ガラガラ 「お前ら!!何やってんだ!!」 やばっ!!担任に見られた! 「まったく!!さっきから喋ってるだけで、ちっとも反省してないじゃないか!!」 「チッ」 え?今裕樹が舌打ちした? そう思った途端、裕樹は担任の前にいった。