「裕樹・・・・・。」 「南美も龍先輩に感謝してんだろ?助けてもらって。」 「うん・・・・。」 「ならさ・・・ちゃんと龍先輩の死を受け止めないと。龍先輩は、南美を守れて良かったって思ってると思うよ?」 「グスン・・・・うん・・・。」 「よしよし。いい子だ・・・。」 そう言って裕樹は、あたしの髪を優しく撫でた。