「これ、奈保とおそろいなんです!私、奈保とおそろいのものだったらいっぱい持ってるし、シンイチさんにあげます!」 シンイチさんは驚いた表情をしながら、首の後ろに手をやった。 でも、すぐに嬉しそうな顔をした。 「ほんまに…ええの?」 遠慮がちに問うシンイチさんに、瞳はとびきりの笑顔で答えた。 「はい!ほんまにどうぞ!」 瞳の不自然な関西弁に、私もシンイチさんも、思わず笑みがこぼれた。 瞳はそれをシンイチさんに渡すと、またみんなの元へ戻っていった。