いつの間にか、体が離れていた。 温もりと抱きしめられた感触が残り、まるで夢心地だ。 胸がドキドキする。 「俺、奈保が好きや。ほんまやで」 ストレートな告白が、胸にじんと響く。 なんだろう。 この胸にじわじわと広がる、温かいものは…。 「ほん…ま?」 ああ、ついにうつっちゃったよ。 あなたの関西弁。 シンイチさんは、もう一度「ほんまやで」と、優しい笑顔で言った。