やっぱり、頭の中はシンイチさんだらけだった。
瞳は、そんな私の気持ちに気付かないふりをしてくれていた。
一生懸命私を楽しませようとしてくれていることが、色んなところでよく分かった。
ごめんね。
ありがとう、瞳。
そして、私は怯えていた。
夢の世界から、現実に目覚めたら…。
私は、また鳴らない電話を待つ日々に戻るのだろうか。
きっと、新しい恋なんてできない。
今思えば、本当にばかみたい。
あまりの恥ずかしさに、どうかなってしまいそうだ。
間違い電話をしてきた相手に恋する時点で、ばかみたいなのに。
変に期待して、あんな約束を本気にして…。
私、ばかだ。

